残すべき重要書類
相続手続きや保険請求に必要な書類は、分かりやすい場所に整理して保管することが重要です。 下記の書類は絶対に処分してはいけません。
| 書類の種類 | 主な用途 | 保管の注意 |
|---|---|---|
| 戸籍謄本・住民票 | 相続手続き・各種申請 | 最新のものを取得済みにしておくと便利 |
| 遺言書 | 相続人への財産配分の指示 | 法務局保管制度の活用を推奨 |
| 不動産権利書(登記識別情報) | 不動産の相続登記 | 金庫または鍵のかかる場所に保管 |
| 保険証書 | 死亡保険金の請求 | 保険会社名・証券番号を財産目録に記載 |
| 年金手帳・年金証書 | 年金停止・遺族年金請求 | 基礎年金番号を書き留めておく |
| 預金通帳・キャッシュカード | 口座の相続手続き | 口座番号・金融機関名を財産目録に |
| 医療・介護の書類 | 高額療養費還付・介護給付申請等 | 直近2〜3年分は保管する |
処分してよい書類
以下の書類は整理して処分してかまいません(シュレッダーまたは溶解処理を推奨)。
- 5年以上前の光熱費・電話料金の明細
- 解約済みの保険・契約の書類
- 返済完了したローンの書類(完済証明書は保管)
- 古い取扱説明書(現在は多くがWeb上で確認可能)
- 不要なDM・セールスレター・領収書
整理・保管の方法
カテゴリ別にファイリングする
「不動産」「保険」「金融・投資」「年金・医療」「その他重要書類」などのフォルダを作り分類する。 色分けファイルを使うと分かりやすい。
財産目録を別途作成する
書類の在処とともに、財産の概要(金融機関名・口座番号・残高目安)を一覧にした財産目録を作成する。 エンディングノートと一緒に保管すると便利。
保管場所を固定し家族に伝える
「重要書類は書斎の引き出し」と決め、家族に場所を伝えておく。 複数か所に分散させると見つけにくくなるため、一か所にまとめるのが理想。
家族への共有
書類の整理が終わったら、家族に「何がどこにある」を伝えることが最重要です。 エンディングノートに「重要書類のありか」として記載しておくか、 信頼できる家族を呼んで実際に場所を確認してもらう機会を作りましょう。
よくある質問
Q. 古い通帳は捨てていいですか?
解約した口座の通帳は捨てても問題ありません。ただし現役の通帳は保管してください。 口座が多すぎる場合は使っていない口座を生前に解約・統合することも有効です。 口座の整理については口座凍結・財産トラブル対策もご覧ください。
Q. 重要書類が自宅に保管するのが心配な場合は?
遺言書は法務局の保管制度を活用することで、紛失・改ざんリスクを防げます。 その他の重要書類は耐火金庫に保管するか、銀行の貸金庫サービスを利用することも選択肢の一つです。